「イン・ザ・シブヤシティ」壮大なひとりごと

 

時は2019年10月14日、COMIC SPARKにて「イン・ザ・シブヤシティ」というタイトルで小説を出しました。

 

www.pixiv.net

クレリリ初参加のくせにキャラクターがほとんど出ない小説本で参加というチャレンジャー精神については褒められたい。

シブヤのモブがメインの小説本なんですが、初めて一人で作った本ということもありかわいくて仕方ないので、かなり時差があるけれど内容について少しだけ話をさせてください。

酒を飲みながら書いているのでかなり読みにくい自己満足な記事なので切り捨てごめん!!!

 

 

 

・そもそも

この本を書こうと思ったのはこのツイートがきっかけでした。

このあとに細々書き始めたら有能なフォロワーが今後のヒプオンリーの日程を教えてくれたので勢いで10月に申し込みこの話を本にすることになりました!!その説は感謝してます!!!

 


・登場人物たち

この本のあらすじは以下のとおり。

「アキくん、この間ビルから飛び降りたって本当?」

飛び降り自殺を図った大学生アキ。しかし彼はそのことを全く覚えていなかった。死にたい理由も特になく違和感を感じる彼であったが、そんな中、同じ大学の三原愛子に誘われFlingPosseのライブに行くことになり…

 

Stellaを聴いたときから思っていた。

シブヤから見える星はどんな星なのだろうと。

田舎の女子高に通うサキは、FlingPosseに憧れて夏休みにシブヤに行くことを決意した。偶然にもその日はFlingPosseのライブの日と重なっており…

 

  ふたりの運命が今、シブヤで巡りだす―

 

ちょっとこのあらすじを書いたときおもしろそうすぎてあらすじ書きの天才か?と思った。(過大評価)(彼がなんで自殺をはかったのか?その謎は本編で明かされるかと思いきや明かされないというなんとも読者の期待を裏切る内容となっている。あらすじを無駄に面白く書きすぎてすみませんでした…。)

 

この通り、この話には前述の"田舎の女の子"以外にも大学生アキが登場します。

彼らはとりわけ特別ではない普通の人、いわゆる“モブ”である。

アキはコンビニバイトでゼミの課題に追われながら気になる女の子と懇ろな関係になりたいだけの普通の大学生、サキはゆるゆるな美術部所属でFlingPosseのファンの田舎の高校1年生。

本編は8章で構成されていて、アキ視点の話とサキ視点の話が交互に進んでいく。(ちなみに、アキとサキ、名前が一文字違いだけど特に意味はない)

 

それぞれの話には、彼らの近しい人物が一人ずつ出てくる。

アキが想いをよせる女子大生・三原愛子。

サキと同じ美術部の友人のりっちゃん。

も〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜最初はそんなつもりなかったのに書いてるうちにこの二人のことが好きで好きで堪らなくなってきまして。

執筆中、一人称のキャラクターにめちゃくちゃ感情移入しながら書くから書いている間本当にこの二人のことが好きで好きでたまらなかった。

三原愛子はグレージュに染めた長い髪をゆるく巻いていて、大学には黒とかグレーの服をよく着てきていて、たぶん3ホールの黒いドクターマーチン履いてるんですよ。秋にはくすんだピンクのネイルをしてそんで目の下にもローズのアイシャドウ入れてるの。そんな感じです。

赤みをさした上と下の瞼の上に綺麗にマスカラが塗られたまつげが伸びていて、彼女が首をかしげると花のようないい香りが髪の毛から香ってきて・・・そんな感じです。(これを書いてるだけで恋かな?ってくらいドキドキしてきた)

アキも本音を言えばそんな彼女のことがかわいくてたまんなくて、好きで好きでその長い髪にやわらかそうな胸に顔をうずめて思い切りにおいを吸い込みたいそんな気持ちだったと思うんですけど、彼はかっこつけなのでそんなことはしないんですよ・・・・・・・・・そんな感じです。

本当に本編を書いている間ずっとそんな感じで彼女に恋をしていてつらかった。本当につらかった・・・。

 

つづいてりっちゃん。

いやあ~~~~~~~~りっちゃんのことめっちゃ好き・・・。

幽霊部員も多いゆるゆる美術部の中で熱心に活動をしているセミロングの黒髪の女の子。中学生の時も美術部だったようで、絵が上手で、サキは彼女に世話をやいてもらいながら絵を描くのが少しずつ楽しくなっていきます。

となりで絵を描きながら、話しかけると答えてくれるけど絶対にこっちを見ないりっちゃんの横顔、もはや思い出のような初恋のような、そのくらい淡く鮮烈に私の瞼の裏に焼き付いている。

りっちゃんにとってサキは間違いなく大切な友達で、でもそれ以上に、いや、それ以上にというよりはそれとは別物でりっちゃんにとって絵はとても大事で、私には想像もつかないような執着が彼女の中にはあったんじゃないかなあと思っています。

そんなに夢中になれるものがあるりっちゃんは、サキにとってはうらやましくて、輝いていて、時に妬ましかった。

サキがシブヤに行きたいと思ったのも、そういう妬ましさというか、焦りみたいな感情が根底にあったんじゃないかな~なんて思っています。

 

この二人の今後を二次創作するとしたら(?)、サキは地元の国立大学(経済学部か社会学部)に合格し、りっちゃんは都会の美大に行くことになって、卒業するときにやっとフォローし合ったTwitterで、サキは彼女がだんだん有名になって華やかな世界に近づいていくのを、星座をなぞるような気持ちでただただ見ているんだろうなあっていうそんな感じです・・・。

自分で書いたキャラクターたちに対してこんなこというのもあれだけど、この二人百合としてめっちゃいい・・・。

 

・当初の予定では

サキは初めに引用したツイートのとおり、設定はあまり変わっていないんですが、アキは書きながらかなり変わりました。

一番最初はコンビニ店員じゃなくてキャバクラのボーイの設定だったけどキャバクラがどういうところか分からずに挫折した。そこで働いてるキャバ嬢がアメムラの友達って設定もあったけど見事になくなった。

キャバクラのボーイを諦めてから、次に採用しようと思った設定は夢破れかけのバンドマンで、音楽で生きていけないと分かって自殺しようとするけど助かってしまい、ひょんなことからFlingPosseのライブをみることになり、そして「俺は、この悪い夢を見るためにまだ息をしているのかもしれない」みたいなモノローグが入るところまで妄想したけど夢破れたバンドマンに憑依できなかったのでやめた。

そしてありきたりなコンビニバイトの大学生という設定が採用されたけど、結果的になんともモブらしくて非常に良かったと思う。

でもアメムラの友達のキャバ嬢の話は機会があれば書きたい気持ちはある。

 

 

・シブヤという街

そもそもなんでこんな本書こうと思ったんだろうってことなんだけど、なんていうかさ~~シブヤ、キャラクターが好きなのももちろんなんだけど、なんていうか、シブヤを感じてえ~~~みたいな気持ちがあったんですよね

なんか、シブヤの街の音とか、知らない人の話し声が飛び交って雑音になるのとか、街の光で目が回りそうとか、アメムララムダとすれ違ってるかもしれないとか、スクランブル交差点でたくさんの人の人生が交差してく、そのたくさんの中に私もあなたもフリングポッセもいるんじゃないの!?みたいなそういうのを感じたかった

そういうのが書けたかはわかんないけど、そういうのをほんの少しでも体感してもらえてたらめちゃくちゃハッピーです。

 

 

読み返すとむちゃくちゃ誤字あるし、言い回しが気持ち悪いとこもあるけど、正直だきしめて眠りたいくらい自分の本がかわいい!!!!

かわいさあまって部数を刷りすぎ、まだ在庫が死ぬほどあるので買ってください。BOOTH(https://iroironing.booth.pm/items/1617851)で通販中です!

シブヤが好きだ~~!!!シブヤシティに愛を込めて!!

アイドリッシュセブン2ndLive「REUNION」で私達は何を見たのか

2019年7月6日、7日の二日間に渡って開催されたアイドリッシュセブン2ndLive「REUNION」に行ってきました。

(この記事はレポなんて立派なものではなくただの日記です)

(私が昨年1stLiveのあとに魂で書いた記事はこちらです)

 

あのね~~~~~~最高だった。結論から言うけど最高だった。

 

昨年の1stLiveであんなに素晴らしいものをみせてくれたアイドリッシュセブンが今年何をみせてくれるのか、私は楽しみで仕方なかった。楽しみで仕方なかったけどね、その分少しだけ、ほんの少しだけ不安でした。

あの1stLiveを超えられることなんてあるのか?あの日抱いた感動を超えるものに私は出会えるのか?そんな不安が心の隅で小さく小さく付きまとっていた。

 

私のREUNIONは昼過ぎ、会場での友人との待ち合わせから始まった。

チケット取りをした2月ごろまで話は遡るのだが、私は自分を含め友人ら計6名でチケット戦争に参加していた。戦争の結果、最終的に2連番×3を2日分ゲットすることに成功した。

そして、その友人ら6名で近隣に宿を取り2泊するという最高の予定を組んでいた。

昨年の1stLiveの一日目は早朝から物販に並んでいたため、今年の私のナナライは、昨年と比べるとゆっくりとした朝から始まった。

荷造りの最終チェックをし、買ったグッズを身に着けて姿見の前で服装のチェック。この日の私はiDOLiSH7のセンター七瀬陸のイメージカラーである赤色のワンピースを着ていた。

自宅から電車とバスを乗り継いで会場に向かった。普段は乗らない西武線に乗り込むと、痛バを持ち推し色に身を包んだ人や、ライブTシャツを可愛く着こなす女の子がちらほらと見えた。私と同じく「REUNION」に向かう、アイドリッシュセブンのファンたちだろう。

会場前の駅に着き、地方からくる友人や、先に宿にチェックインを済ませてくる友人らと順次合流し、迫ってくる開場時間。(合流のあと、時間があるため飲食店に向かったがこのとき私は謎の緊張で胸がいっぱいだった記憶しかない。胸がいっぱいといいつつ、まわりがデザートを食べる中、ライブ中に腹を空かせないため必死でスパゲッティを頬張っていた。)

私の席は友人が引き当ててくれたアリーナだった。Yブロックという昨年のアリーナ配置席にはなかったアルファベットに怯えながら席に着いた。事前にTwitterでの予想にもあったセンターステージ。散々Blu-rayで見た1stLiveと同じメットライフドームだと油断をしていたが、似ているようで異なる風景だった。分かっていたけれど、私が去年見たものが繰り返されるわけじゃない。ブロック後ろから2列目の席。後ろを振り向くと広い通路がそこにあって、昨年同様トロッコの演出があればあるいは…と考えるたびに唾を飲み込んだ。

 

隣の友人とあふれ出る興奮をときに分かち合い、別の友人と会うために席を立ったらアリーナが開演前の通行止めだらけになって間に合わないんじゃ!?と思いながら速足で席の間を駆けた。(私はこの日真っ赤なワンピースを着ていて、別の友人からも「見てたよ」などと言われた)

久々の運動に弾む息、上がる心拍数、吊り橋効果からか分からないが高まる気持ち。

 

――開場から続いていた音楽が止んだ。

歓声が上がり、観客が立ち上がる。

四方の花道から、iDOLiSH7、TRIGGER、Re:vale、ŹOOĻ、それぞれのグループごとに登場し、そして、センターステージに集結する。

七瀬陸役の小野賢章さんが旗を掲げ、「REUNION、スタート」と声をあげた。

こうして、アイドリッシュセブン2ndLive「REUNION」が始まった。

 

 

もうレポとかはたくさん素晴らしい方々がすばらしいレポを上げてると思うのであとは雑な感想文を書いてもいいですか…?\いいよー!/

なんかほんと…ほんと…こんなことあるんだなってくらい素晴らしかったよね??昨年の1stLiveが素晴らしかったしお客さんも大絶賛だっただけに、きっとキャストもスタッフもプレッシャーがすごかったと思うんですよね。

2ndLiveの発表があったときもとてもうれしかったし、昨年あんなにすごいステージで心震わせてくれたアイドリッシュセブンはもっとすごいものを見せてくれるに違いない!と思ったけれど、凡人の私には1stLiveを超える余地がどこにあるかなんて分かりようもなかった。

それを超えてきてくれた。これってすごいことじゃないですか?

 

語彙力がないうえに記憶力もないし頭も悪いのでなにも語れませんが…もうほんと最高だったな。

今回特に水の演出が印象的だったなと思ったんですけど、何の曲か忘れたけど、センターステージから前方のステージに繋がる花道に掛けられた水のアーチ。水がライトに照らされて色とりどりに輝いていて、iDOLiSH7のメンバーが前方ステージにいるところに、七瀬陸役小野賢章さんが走っていくところ。アーチをちょうどくぐるような形で、カメラに抜かれてて、なんかもうほんと、、、なんだこれ?目から水が…状態でした。

あっあとあれよかったよね…入場時に配られた小さい青いライトの演出が本当にきれいだったな…。先に述べた通り私は一日目はアリーナ席だったんですが、特に一日目は時間が遅かったのもあって会場が暗くて、そこで青い光に包まれる会場。スタンド席を見上げると、青い光が細かく瞬いていて、夢みたいな景色だなって思いました。こんなに大勢の人が、同じ作品を好きで、同じ光を瞬かせて、こんな素晴らしい景色を作ってるなんて。感動も束の間、キャスト達が懐中電灯で客席を照らしながら登場する。

昨年の1stLive後に池袋駅をジャックしたことで話題となった広告「LIGHT FUTURE」をモチーフとした演出だった。

 

そして、今回昨年同様西武池袋駅に現れた広告。そのメインとなるコピーは「WHAT'S (NON) FICTION?」だ。

フィクションとは何か。ノンフィクションとは何か。

ライブ会場であるメットライフドームに、まるでそこに本当にいたかのように描かれたキャラクター達。瞳に映るのは私たちが灯したペンライトの光。

 

私たちがアイドリッシュセブンに心打たれるたびに口にしてきた「アイドリッシュセブンは現実」。これこそが現実になるときが来るなんてすごい。

同じ夢を見せてくれてありがとう。

今更刀剣乱舞にハマった。

今更刀剣乱舞にハマった。

ゲームは2017年に登録してゆるゆる始めているし、アニメだって見てたし、紅白歌合戦に出てた刀剣男士たちも目にしたのになんで今更なのか自分でも分からない。

加州清光がいちじくをかじるところを見ていたいという感情が大きすぎてすごい。

 

とても前の話からする

刀剣乱舞、ハマるまでは世の女オタク達がまさに狂喜乱舞しながらハマっているジャンル、というイメージだった。

ゲームのサービス開始当初、当時艦これをプレイしていた私には、艦これがウケたから安易に女性向けしたようにも感じてなんとなく面白くなく、しばらく遠ざけていた。

そんな私が刀剣乱舞を始めたのはなんとも切ない理由なのだが、就職して大学生であった頃よりも私生活にとれる時間、特に自宅でパソコンの前にいる時間が短くなり、艦これをプレイしている余裕がなくなったということにあった。当時(今もかな?)艦これはiPhone用のアプリをリリースしておらず、一方刀剣乱舞iPhoneアプリが配信されていた。ゲームシステムが艦これに近いということは知っていたし、私はもともと二次元のイケメンが好きだったため、出先でもできる刀剣乱舞に手を出してみようかと思った。

 

とはいえ、ゲームを始めてすぐに刀剣乱舞にドハマりしたかというとそうでもない。
当時はなんかなじまないんだよな、くらいに思いながらだらだらとゲームをしていたが、今となるとその理由がわかる気がする。

刀剣乱舞には、ゲーム内に明確な物語が存在していない。

「歴史改変を目論む”歴史修正主義者”に対抗すべく、刀剣男士を各時代に送り込み歴史を守るために戦う」

ざっくり言うとこんな感じであり、逆に言うとこれ以上のストーリーらしいストーリーはほとんどないと言っていい。

えっ嘘でしょだってpixivの投稿件数があんなにあるのにみんなどこから妄想してるんだよと思うじゃんか、私も思ったんですけど、まあキャラクターたちがそもそも長い歴史という物語の中にある刀剣なのでみなさんそういうところから妄想したりとか、ゲーム中の台詞から妄想を広げたりとかなんかそういう感じだったんだと思います。(今はアニメや舞台やら刀剣乱舞としての物語を摂取できる媒体がある)

話を戻すと、刀剣乱舞にはストーリーがなくて、それをくみ取りたいという姿勢も特になかった当時の私はそこまでハマらなった。

このときのゲームゆるゆる勢の私は、ゲームの6面(詳しい説明は省くが戦闘システムが変わったりして体感難易度が急に上がる)でつまずき、そのままゲームからしばらく離れることになる。

 

(この間にアニメもあった…みてた、みてたんだけどゲームゆるゆる勢の私にはキャラが多くて覚えられないし、花丸はかわいくて癒されるし実質百合アニメだな~とか思いながら見てましたが、あんまり覚えてないので正直かなり流し見していたんだと思う…怠惰なオタクですまない)

 

そして時は2018年10月、刀剣乱舞をプレイしていたことも忘れかけていた私だが、職場の人事異動により部署が変わる。当然周りで仕事をする人も変わるわけで、そんな中私の隣の席になったのは女オタク(仮称をA川さんとする)だった。

ヒプノシスマイクの話を私がうっかりしてしまったことによりお互いオタクだと分かり、そのうちお互い腐女子ということも分かりすっかり安心しきった私たちは、仕事の合間にアニメやらゲームやらの話をするようになる。その中で話題に上がったのが映画刀剣乱舞だった。

A川「見ました?私、ゲームやってないんですけどオタクとしてやっぱり見ておいたほうがいいかなって思って明日見に行きます」

私「そしたら私も今週末見に行きますわ」

ということで映画を見たらまあよかった…。ゲーム刀剣乱舞で摂取できていなかった物語部分が一気に補完されたし、実際に刀を振るって、それに合わせて袂が揺れる、その様がとてもかっこよかった。

その旨をA川さんに話をしたら「いやめっちゃよかったですよね!?私ゲームはじめちゃいましたよ」って言われていや分かるそうだよな私もやりますわ、と思いゲームを再開。

 

それからの日々は隣の席のA川さんとゲームの進捗や今日の鍛刀結果を報告し合う日々。

やっぱり気軽に毎日どうでもいい話を面と向かってできるオタクが近くにいると人間捗ってしまうんですよね…。この頃はまだ明確に推しも決まらないしそんなにずぶずぶという感じでもなかったけれど、A川さんと話せるおかげで日々楽しくゲームしてました。(今も楽しくゲームしてます。)

 

異変

そして、先に述べた6面をようやくクリアした私は、ここでいよいよ刀剣男士を「修行」に旅立たせることができるようになる。

「修行」とは、一定レベル以上の刀剣男士を旅立たせると、「極」というより強力な状態で帰ってくる。ポケモンでいうところの進化みたいな感じ。

旅立たせてから帰還まで96時間かかり、その間1日1通、修行中の刀剣男士から手紙が届く。

私を狂わせる第一手は刀帳番号11番、今剣からの手紙だった。

ネタバレになるので内容については差し控えるが、正直泣いたのでそのまま「泣いた」とTwitterに書いたら刀剣乱舞有識者の友人から「刀ミュを見てくれ」という旨のリプライが来る。

 

刀ミュ見た

おすすめされたやつが登録してた見放題サービスにあったのですぐに見ます。「うそ~~~!?!?」って気持ち、ストーリーいいしみんなかわいくてかっこいいし、公式が本気でアイドルパロ始めちゃうし、情報量がすごくておばちゃんついてけないでも幸せ・・・みたいな気持ち。

今剣目当てで見始めたはずが、気付いたら加州清光(顔がかわいすぎる役者さんありがとう)を目で追ってる。ここで気が付く。私の推しって加州清光か?

 

一方うちの本丸は

私のゲームの加州清光を見てみたら全然レベリングしてなくってまだレベル11!赤ちゃんだよ~!って感じだったのでひとまずレベリングを始める。

加州清光、相当初期に手に入る刀なので私が今まで加州清光に全く興味がなかったことがうかがえる。

 

刀剣乱舞の仄暗さ

そもそも刀剣乱舞なんですけど、この世界観についてよくよく考えてみると結構しんどい。

だって武器として活躍する彼らは現代にはもう存在していなくて、そんな歴史を守るため、彼らが戦うなんて、なんか、なんか…。

刀剣男士は、歴史上、戦の中で以前の主(歴史上で彼らの使い手だった人物)を失った子達も多くいる。

以前の主が負けると分かっている戦。その結果を覆そうとする「歴史修正主義者」。そんな彼らから歴史を守り、以前の主が散っていくのを見届ける刀剣男士たち。(私が観たミュージカルではその辺の葛藤も鮮明に表現されていて、それがとても良かった。)

 

それと、ゲームをしていると感じるけれど、刀剣男士たちの戦い、もしかして終わりがないんじゃって思うんですよ。

ゲームの性質上仕方ないんですけど、たくさん、同じステージを周回するわけです。何十回何百回と。

ゲームのステージというのはある時代のある場所に行く、というていで成り立っていて、そこには当たり前のように敵がいつもいて、なんというか同じ時代の歴史を何度も何度も何度も守り続けるのって戦ってる彼らからしたらとても果てしない(もしかしたら本当に果てがない)ことで、時には傷つきながらそれを繰り返すしかない彼らって、と思ったらとても胸がきゅっとなってしまう。
あの時こうしてれば彼を助けられたかも、みたいなそんな歴史を助けることもできずに守り続けなければならない。何度も何度も。

私の推し(仮)の加州清光は、新撰組沖田総司の愛刀で、池田屋事件で切っ先が折れその後沖田が加州清光を使うことはなかったとされているそうです。

そのためゲームでの加州はよく「可愛がってほしい」だとか「愛されたい」だとかそういう台詞を口にします。重傷でボロボロな姿になっている状態では「こんなボロボロじゃあ愛されるはずない」みたいなことを悲痛に言います。

時間をさかのぼって歴史の現場に行ける彼らならば、きっと”そうじゃない”未来も作れるはずなのに、それは許されないなんて、なんてもどかしいんだろう。

私が愛してやるしかないのか…。(仄暗い話が大好きオタク)

 

と思っていたら加州清光のレベルがカンストしたのでいよいよ修行に出さなくてはと思いました。

なにが言いたいか全然分かんない記事になってきたのでもう終わります。

いつか刀ミュを見に行きたいけどそしたら一生沼から出てこれなくなりそうで怖い。とうらぶはいいぞ。

 

加州清光がいちじくを齧るところが見たい。

アイドリッシュセブンがとても好きな話

平成30年7月7日、8日の二日間にわたって開催されたアイドリッシュセブン1stライブからもう1ヶ月半くらい経つって本当に?

私はあの日から「アイドリッシュセブン推しててよかった」って毎日思ってるよ?

となってので昔とってそのままだったブログアカウントを引っ張り出してきました。

ストロングゼロを片手に書いているので寛容な心で読んでください。

 

アイドリッシュセブンって知ってますか?

ストーリーを読み進めるタイプの音ゲーです。とりあえずダウンロードしてみてください、音ゲーをたまにやるとストーリーがぐんぐん読めます、これがまた最高なんだ。

 

 

play.google.com

 

アイドリッシュセブンの何がどうすごいかを書いた素晴らしい記事はほかにたくさんあるので、この記事ではわたしとアイドリッシュセブンについてだらだら書こうと思います。

 

私とアイドリッシュセブンの出会い

私がアイドリッシュセブンをプレイし始めたのは2016年8月のことです。

リリース開始が2015年8月20日なので、だいたい一周年直前くらいでした。

 

某日、私はオタクの車に乗っていました。

私は小学校のメンバーといまだに仲が良く、同級生男女問わず10人前後で集まり年に1~2回人の家や地元の集会所で酒を飲んだりご飯食べたりする会が行われています。そしてこの日も、その会の日だったんですよね。

特に仲のいい女オタク達4~5人でお昼食べて、カラオケ行って、例の会の買い出しをして帰る、みたいなスケジュールでした。

地元に住んでいて車を持っているオタク女(彼女を以降Aとします)の車で移動してたんですよ。

まあオタクなのでアニソンとかがだいたいかかっています。その日かかっていたのが、作中登場する楽曲「NATSU☆しようぜ!」でした。

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タイトルだけで「なんだこの曲www」ってなりません?私はなりました。

聞きながら「いやナツしようぜ!ってなんだよwww」「歌詞の内容が全く頭に入ってこないwwww」「NATSUしようず!!に空耳してしまうwww」とかさんざん馬鹿にする姿勢から入っていました。今思い出すと腹を切りたい。すみませんでした。

この日にカラオケでAがこの曲歌っていたんですが、合いの手がめっちゃ楽しいんですよね。気付いたら叫んでた。オタクは合いの手があるとすかさず叫ぶ。

そしてピザを買って幼馴染氏の家のはなれ(私の実家から徒歩30秒)に行き、酒飲んだり最近どうよ~みたいな話をしていたんですが、私と、一緒にAの車に乗っていたオタク女(彼女を以降Bとします)は、Aに勧められ、アイドリッシュセブンをダウンロードしてプレイし始める。

ソシャゲあるあるだと思いますが最初のほうはレベルがすぐアップするのでライブが無限に遊べるんですよね、そしてアイドリッシュセブンの場合はストーリーもがんがん読ませてくる。「え~ん、やめどころがわかんないよう…」と言いながら過ごしていた気がする。この日どこでやめたかあんまり覚えてはいない。

 

そして沼へ

そしてBとのLINEを見返してみたんですが、この直後からずっとアイドリッシュセブンの話をしていて笑った。「どこまで進んだ!?」とか、オタク特有の妄想話とか。

途中Bの結婚式があったりとかユーリオンアイスがすごかったりとかしたけどだいたいアイドリッシュセブンの話をしていた。たぶん気付いた時にはすでに沼に落ちていた。

 第2部あたりから本当におもしろすぎてストーリーを読む手が止まらなくなる。

可能な限りずっと読んでた。

ネタバレになるからなんもいえないけどとりあえず読んでくれ頼む。

↓2部の予告PV 全員推し~!

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そして心臓を握られる日々へ

 そんなこんなで「アイドリッシュセブン最高~!大好き~!」と思っていたら、新章第3部の公開へ。薄々気づいてたけどここでやっと確信を得る。あ、アイドリッシュセブンってやっぱやばいコンテンツだったんだな、と。

 

↓3部の予告PV このシリアスなサウンドに乗せられて厳しい気持ちになるセリフがばんばん飛び出す。特に最後の九条天さんの台詞が吐きそうになるくらいしんどいし「アーーー!!!」って声でちゃうよね~

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アイドルをここまで解剖した作品はとても稀有なんじゃないでしょうか。

キャラクターの個人的な人間性・問題ももちろんのこと、概念としての「アイドル」というところまで深く切り込んでいる気がする。(個人の意見ですが)

事務所の力関係であったりとか、ファンが求める理想のアイドル、それになれなくて苦しむアイドル達とか。

第3部、全体的に話が重いし内容が濃すぎるんですけど、第2部まではすでに配信していたものを一気読みした身からすると、第3部のリアルタイム更新を待つのはとても辛かった・・・。

嗚咽するくらい泣いたりもしたけどその分アイドリッシュセブンがさらに大好きになりましたが、ストーリー更新のたびに魂が抜ける思いだったし本当に胸がいっぱいすぎてご飯が喉を通らなくなることもあった。こんなに1つの作品に生死を左右されることある??

 

そしてアニメ化

アプリでは第3部が真っ只中のところ、アニメ放映がスタートします。

1,2話の先行上映会を幼馴染B氏と東京の映画館で観ました。(彼女はわざわざこれのために旅行の予定を前倒して東京まで来たエネルギッシュなオタクです)

いやーーーーーーー………。

ずっと口元を覆いながら見ていた記憶がある…。エッ動いてる…あっそうそう最初はこんなことあったよね…。アーそうそう…。うわしんど…。みたいな。

↓1話が公式で配信されてます、見てね

www.youtube.com

 

興奮冷めやらぬままBと近くの居酒屋・塚田農場に入り推しの名前の酒があったので大興奮で頼みました。焼酎「二階堂」と「大神」です。アイドリッシュセブンのオタクは全員飲んでね。

 

そのあともずっとアニメはすごかった。全17話ずっとアプリのファンへのサービスとアニメから入る人へも分かり易いストーリー構成。

アイドリッシュセブンは本編ストーリー以外にも1部途中まではサイドストーリーということでボイスなしのストーリーが公開されていて、本編では語られなかったキャラクターの胸の内だったりとか間の時間とかが補完されていてこれがまためちゃくちゃいいんですけど、そのサイドストーリーもたまに踏まえていたりして。

ここから先の展開を知っているはずなのに、毎週ハラハラしながら、突然ぶち込まれる新曲に時には叫びながらみていました。

そして圧巻はダンスシーン。キャラの魅力を引き出しながらもめっちゃ動くめっちゃ踊る。感謝しかない。

第二期も決まりましたので、全員今のうちにアニメアイドリッシュセブンを見よう。

 

そして念願の1stライブ

これの発表はアニメ始まる前だったかな?第2回ファン感謝祭での発表だったような。

めちゃくちゃ嬉しかったし絶対に行きたかったし本当に楽しみだったんですが、反面、どこか冷めた気持ちもあったんですよね。

ずっと思っていたことがあって、私が行きたいのはIDOLiSH7、TRIGGER、Re:valeのライブであって、声優さんのライブではなかった。

途中VRライブが開催されたりもしてめちゃくちゃ楽しかったですがそれもやっぱり生のライブと呼ぶには足りなかった。

正直に言うと少し不安だったんですよね、夢がぶち破られてしまったらどうしようっていう。

チケットも無事当たり、2日間参加できることになりました。近づいてくるライブ日程。不安な気持ちも2%くらいありつつ、全力で楽しもうという気持ちでした。

 

そして迎えたライブ当日…。

グッズの事前通販があったにもかかわらず買い逃していた私は(この辺から気合の薄さがうかがえる)、悩んだ末朝から物販に並びました。

会場は西武ドーム。物販は野外でしたがめちゃくちゃ人が多かった。けれど確かな実感としてあったのは、「あ、現実じゃん・・・?」でした。キャラクターの名前がついたグッズや、ライブTシャツやタオル、ペンライト。これはアイドリッシュセブンに限らずいろいろな二次元もののライブに共通していることだと思うんですが、「その作品を好きな人がその場にたくさん集まって、ライブのためのグッズを購入する」という空間がどうしようもなくただただ現実で、「あ、これからライブ始まるんだな、この現実で」という気持ちになりました。あと虹が出たりしててすごかった。(※アイドリッシュセブンは作中でよくアイドルのことを虹に例えます)

暑かったし一人で暇だったし疲れたけど通販買い逃して物販並んでよかった(ポジティブ)。

まあそんなこんなでライブが始まります。1日目の開始は17時。まだ明るい会場に流れるオープニング映像。上がる花火、湧く歓声。

いよいよ始まるんだ、と思ってペンライトを両手に待っていたら、聞いたことあるSE。そうです、アニメの最初の演出。「原作:バンダイナムコオンライン/都志見文太」とテロップが登場する最初のあそこの鼓動が脈打つ音。

そこに立つ7人のシルエット。すべての始まりの曲、MONSTER GENERATiONが始まりました。

www.youtube.com

 

もうあとはなにも言うまい…。

アイドリッシュセブン1stライブは控えめに言っても大成功だったと思います。

声優さんのライブであって、そうじゃなかった。たしかにIDOLiSH7とTRIGGERとRe:valeのライブだったんですよね。ほかの作品のこういったライブって行ったことがないのでアイドリッシュセブンが特別かどうか私には分からないんですが、たしかに現実で、IDOLiSH7とTRIGGERとRe:valeが見れました。それが本当にうれしかった。

想像の100倍すばらしい演出と、かっこいいダンスをしながら全力で歌うキャストのみなさん、凝った衣装、そして広がる色とりどりのペンライトの海。

私はずっと作中のファンになりたかった。毎週IDOLiSH7が出ているドラマを楽しみにして、Web配信番組を見て、ライブに行って「IDOLiSH7最高ーー!!」と叫ぶファンになりたかった。

その夢が叶った気がした。ライブ会場で何度も「IDOLiSH7最高ーー!!」と叫びました。その瞬間、私は確かにアイドリッシュセブンの中のファンの一人になれた。

ライブの最後の挨拶で、逢坂壮五役の阿部敦さんが「スタッフ、キャスト、ファン、全員の愛が本当にある作品」みたいなことをおっしゃっていました。

本当にそうだと思います。

あんな愛にあふれた空間あるんだな、と思いました。

ライブの1,2週間前に発売されたナナツイロREALiZEという曲が私はとても好きなんですが、ライブでも歌ってくれて。そこでセンターステージできらきらした瞳で、澄んだ綺麗な声で楽しそうに歌って踊る七瀬陸役小野賢章さんは紛れもないIDOLiSH7のセンターだった。ほかのメンバーは歌いながら花道を歩いたりトロッコに乗ったりで近くのファンに笑顔をむける。ファンはそれに笑顔と声援で答える。

…こんなに幸せな空間があるのでしょうか。曲の中に「この景色が答えだと分かるんだ」という歌詞があります。キャストの方も最後のほうのMCでおっしゃっていましたが、これが答えなんですよね。

↓ナナツイロREALiZE MV 全員スケボーがうまい

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ライブの後

2日間にわたるあっという間だったライブを終え、冗談じゃなくこのあと1週間ほどそれ以外のことを考えられなくなるくらいには余韻が身体に残っていました。

毎日「あした円盤でてくれないと困る」と言っていました。(ちなみに8月24日現在まだ円盤の発売発表はされていません。公式頼むよ!)

そして同時に「アイドリッシュセブン推しててよかった」という気持ちが止まらなくなります。

これはさんざん言われていますが、アイドリッシュセブンのすごいところは、常にファンを喜ばせるサプライズを用意してくれているところです。

1stライブでも、アニメ二期決定や、アルバムの発売など、たくさんうれしいお知らせを用意していてくれましたし、ライブもアニメも今まで発売されているアルバムも、すべて期待の遥か上をいってくれる。ファンをびっくりさせよう、よろこばせようという公式の愛に対してファンは全力で喜んでいる。

なんだこの幸せのスパイラルは。アイドリッシュセブンは宗教…。入信してよかった…。

ついていけば必ず幸せにしてくれるという安心感がある。(本編はなかなかつらいストーリー展開ですがそれはいったんおいておきます。現実だからつらくても仕方ない。)

ナナツイロREALiZEで「Surprise!もっと起こすよ of course!革命はLifework アップデートされた夢をドラマチックに超えよう」という歌詞があるんですが、これは本当にアイドリッシュセブンという作品そのもの。

ドラマチックに超えていってくれるんです、そんなの夢を見ずにいられないじゃないか。

 

 

というわけで全人類アイドリッシュセブンをやってください。よろしくお願いします。